曖昧な5段階評価に自分ルールを作って明確にしてみる

考えたこと

最近、色々なサイトやサービスで評価をつけることができるようになってきました。例えば、Youtubeの☆やなんかです。しかし、いざ評価しようとすると、特に判断基準やルールが無いためかなり適当な評価になりがちです。

大体☆☆☆☆と☆☆☆☆☆の明確な違いが分かりませんし、逆に☆と☆☆の違いも分かりません。勢い☆と☆☆☆☆☆が乱発されることになり、結局Good、Badの評価と変わらない結果になってしまいます。こんな話しもありますし。

YouTubeが5つ星級の発見:評価システムは無意味だった | TechCrunch Japan>
上のグラフは笑える。これは、YouTubeのビデオをユーザーがどう評価しているかを表したものだ。ご覧のとおり、1つ星が少しと大量の5つ星があって、2、3、4は事実上ゼロだ。というわけでYouTubeが今日(米国時間9/22)のブログ記事で、スターシステムはビデオの評価には必ずしも適していないことを認めた。
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っということで、曖昧な5段階評価に自分ルールを作ってブレない評価を心がけて行きたいと思います。

前提

自分ルールには以下の前提を考えます。
-評価基準は特に考えなくてもつけることができること
-評価の対象コンテンツをあまり制限しないこと
-よく見る5段階評価を基本とし、3段階、10段階にも応用できること
-繰り返し見たくなるものが、評価の高いコンテンツ

評価の際のポイント
-評価は能動的にそのコンテンツにアクセスしている時のみ行う
-評価の格下げは任意のタイミングで行う

判断基準試案

評価 基準
途中でやめた
☆☆ 見終わった
☆☆☆ もう一回みたい
☆☆☆☆ ☆☆☆以上の評価があり、2回以上見た
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆以上の評価があり、3回以上見た

3段階評価の場合は、☆、☆☆☆, ☆☆☆☆☆を基準として付与する
10段階の場合は、基準通りに評価して☆を倍にして付与する(10段階評価でも、2,4,6,8,10以外の評価を使わない)

基準のイメージ

☆,途中でやめた

普通こういう評価のコンテンツには☆をつけることは無いのでしょうが、一応評価対象のコンテンツを消化しようとしたことは残しておいたほうがいいのかなぁっと思いました。

「途中で消化できなかった」というのも立派な評価ではないかと。

☆☆,見終わった

特に感慨も無く消化し終わってしまった場合につけます。一言で言うと「ふーん」というような感じでしょうか。

気になるのは、コンテンツを消化してつまらなかった場合の評価もここに該当してしまうことですが、次の段階の評価を与えなかったということ自体がそういう評価と考えてもらってよいのではないでしょうか。

☆☆☆,もう一回みたい

本や映画など、もう一回見たいと思った場合にはこの評価になります。逆にもう一回見たいと思わないコンテンツは、ちょっと面白いなぁっと思っても残念ながら☆☆になります。

ちなみに、☆が4つ以上になる条件が、「この段階の評価が付くこと」になりますので、これより上位の評価を与えるコンテンツの数は、大分少なくなると思われます。

また、初めてコンテンツを見た場合のマックスの評価もここになります。

☆☆☆☆, ☆☆☆以上の評価があり、2回以上見た

この評価以降は、コンテンツを見た回数が基準になります。

判断の基準としては、二回目を見た時に改めて☆☆☆以上の評価を下した場合になります。次の☆☆☆☆☆と同じく、後述する問題点でもあるコンテンツの消費しやすさがかなり効いてくるように感じます。例えば本でこの評価にいたるものはかなり少ないのではないかと思いますし、音楽なら意外と簡単にここまで来れてしまいます。同じ本でもリファレンス系の本であれば簡単ですが、小説となると難しいかも知れません。

見た回数なんて覚えてないよという向きもあるかもしれませんが、「コンテンツを見終わって評価しようとしたら既に☆☆☆が付いていたから☆☆☆☆」という感じを想定しています。

☆☆☆☆☆,☆☆☆以上の評価があり、3回以上見た

基本的に☆☆☆☆の追加版です。問題点も基準も同様。特にいうことはありません。

問題点

繰り返し見ないと評価できないよ

この評価は、同じコンテンツを繰り返し見ることを前提としています。そもそも同じものを何回も見ないという場合には、全く意味を成しません。僕個人としては、一回しか接していないコンテンツにプラスの評価を下すこと自体があまり良く分からないので、特段問題とは思っていません。

向き不向きがあるよ

上記の問題から、向き不向きなコンテンツが出てきます。例えば大抵の映画館で上映中の映画なんかは、☆☆か☆☆☆でしょう。同じ映画をみるために何回も映画館に足を運ぶというのはあまり無いように思います。

逆に、TVでの映画再放送のようにむやみやたらに接触機会があるコンテンツは、高評価が与えられがちです。まぁ、特段面白くも無く☆☆くらいの映画だった場合は、それ以上評価が上がらないというので相殺はできるのではないでしょうか。

また、繰り返しのしやすさも課題として挙げられます。例えばiPodなんかで繰り返し聞いている音楽などは、あっさり☆☆☆☆☆に達してしまうのではないでしょうか。特にシャッフル機能を使っていたりなんかすると目も当てられません。

これについては、評価を下す前提条件としている「能動的にそのコンテンツにアクセスしていること」というのである程度回避が可能ではないかと思います。例えば、「シャッフル再生で曲が何回流れようと評価の対象とはしない」、「ある曲を自分で選んで再生した場合に評価の対象とする」といった感じです。

まとめ

なんとなく思いつくままに評価をまとめてみました。
じゃぁ今後この評価基準を使っていくのかといわれればちょっと疑問なところもありますが、自分の中での評価基準に一定の方向性が与えられたのではないかなぁっと思います。

今回の評価基準はあくまで繰り返しコンテンツを見るということをベースにしていますが、もちろんそれ以外の評価というのも十分ありえます。例えば、「面白いものは人に教えたくなる」と言った観点からの評価基準の作成と言うのも面白そうです。

全く関係の無い話ですが、一つの文章中にこんなに☆を書いたのは生まれて初めてかもしれません。

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