楽天とRuby(?) フクオカ Ruby Days(一日目)

イベントに参加した

日時
: 2009年7月22日(水)

会場
: ホテル日航福岡 3F 都久志の間

スピーカー
: 楽天(株)取締役常務 安武 氏

概観

楽天の概要からRubyを選んだ理由、さらに現在Rubyで作成している分散ストレージ環境であるROMAとそれを扱うフレームワークであるFairyについての紹介。

楽天が開発を進めているROMA、GoogleのMapReduce、Hadoopと考え方のベースはかなり近いんだなぁっという印象を受けます。基本的には単純なKey-Valueのペアをベースとしたデータ構造のようです。なんとなく分野は違うのだけれどRDFあたりのトリプルを思い出したり出さなかったり。

楽天の概要

会員数
: 5,000万人

日商
: 40億円

コンセプト
: empowerment(力づける、日本を元気にしたい)

現在世界に向けて様々な展開を行っている

なぜ、楽天がRubyを使うのか

「志が同じ」→「世界に打って出る」

現在稼動中のサービスでは依然Perl、PHPの比率は高い。今後はRubyにシフトしていきたい。

Rubyの利点

-生産性
-セキュリティ
-パフォーマンス
-運用性
–要調整

分散ストレージROMAとFairy

楽天では処理すべきデータが爆発的に増加しているため、スケーリングなど様々な問題が持ち上がっている。

他の分散処理系を使用しない理由は、GoogleやYahooなど「世界有数の企業は独自技術を持つ」から。

ROMAやFairyは、Rubyで構築されている。Map-Reduce以上の表現力、Rubyの特徴を踏まえた分散処理系。Romaは9月の実稼動を目指し、Fairyはα版が稼動中。最終的にはオープンソース化を目指す。

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