いつも取引している会社からWeb会議の招待があった。

お話を作った

いつも取引している会社からWeb会議の招待があった。

どうも急いで連絡しないといけないことがあるらしいけど、担当営業が休みとのこと。急遽代理の営業の人とのミーティング。

送られてきたWeb会議システムのURLにアクセスし、認証コードを入力すると、スーツ姿の人が二人。面識はないが上司と代わりの営業の人のようだ。

先方から「急に連絡して申し訳けありません。担当営業がお休みを頂いていて」。

「山田さんはどうされたのですか?」と僕。「いえ、実家でご不幸があったようで、申し訳ないです」と担当営業である山田さんの上司。

「さて、今回急にWeb会議をお願いしたのは、あーまずは資料をお送りしますね」資料はZipで送られてくる。「パスワードはこちらです」

この日本的なパスワードのやり取りはなんの意味があるんだろう。ホント、セキュリティについてわかってるのかなぁっといつも思う。

「ファイル確認できますか?」、「ファイル開きました。見積もりですかね?」、「ですね、こちらでも確認できました」

そんなやり取りをしていると上司の電話が鳴って急に慌ただしくなった。

電話を切ったあと上司の人が「申し訳ないです。急な対応が入ってしまったようで…」。

「いえいえ、この打ち合わせどうしましょう?」。

「急にセッティングしていただいて申し訳ないですが、改めてリスケしてもよろしいですか?日時の候補を後で送らせていただきます」

「それでは、よろしくおねがいします」

といってWeb会議を抜ける。ところであの見積もりにあった製品は、どこで使ってたかな、あんな製品使ってなかったような…。

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今回はストーリーキューブ全然使ってないけど、ありそうで、なさそうな小話ということで一つ。

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