ネット上の不毛な議論について考えること

日記

“為末大さんがSEALDsに対して感じている事を呟いたら斜め上に叩かれている件 – Togetterまとめ” http://htn.to/p17ALK

このまとめを読んで思うんだけど、本人たちも外野もなんで高々140文字のやり取りで議論できると勘違いしてしまうのか。しかも不特定多数でそれぞれの前提知識も立場も違う、さらに言えば前後左右のやり取りすら共有化されていない状態なのになぁ。普通に考えて議論とか無理だろうに。

やっぱりみんなどこかで「自分が見ているもの」と同じものを他の人も見ているはずっていう前提があるのかもしれないのだけど、Twitterで言えば見ているTLは人それぞれ全く別だし、@が使われればその発言が見えない人も出てくるし、使わず返信しても返信した人以外には脈絡ない話になるわけだし、RTされれば前後の話なんか確認できないだろ。

ネット上で議論ができないのとクソリプみたいな話も根っこは同じところにあると思ってて、参加している全員が全員、愚かでも悪意がある訳でもないんだろうけど、全体を俯瞰してみると支離滅裂な学習能力も読解力もない不毛なやり取りが繰り広げられ「頭の悪いインターネット」がそこに誕生しがちなんじゃなかろうか。

しかも自分を含めて、不毛な議論を一歩下がって俯瞰していると思っている人たちでさえ、全体を把握できていないという、なんというか群盲象を撫でるを地で行くような話になってしまう。

やっぱり、このインターネットな世の中には、何らかみんなで議論を可視化、構造化して共有できる仕組みが必要なんだろうな。あと議論のオーガナイザー的な人とか。でも、そうしたところで例によって例のごとく「過去ログ嫁」とか「半年ROMってろ」とかって話に逆戻るような気もする。

なんか考えているとほわほわしてしまいますね

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