出家とPTSD

考えたこと
考えたこと

PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、死の危険に直面した後、その体験の記憶が自分の意志とは関係なくフラッシュバックのように思い出されたり、悪夢に見たりすることが続き、不安や緊張が高まったり、辛さのあまり現実感がなくなったりする状態。

別にこういう分野に知見があるわけじゃないけど、この間ぼんやり見ていたコンテンツで思うところがあったので残しておく。

そのコンテンツでは、海軍士官が初めての海戦に参加したんだけど、割と悲惨な事になって部下なり何なりが多数戦死したり、結構凄惨な戦場だったりを経験、帰還後に出家しちゃったというよう話だった、はず。ぼんやりしか見てなかったからよく覚えてないけど。

で、ふと、あーこれってPTSD的な感じなんやろうなと思った。作中では特に明言されていなかったけど、演出としてはそんな感じ。きっとこれは、PTSDに対するセラピーの一環として出家を選んだのかなと勝手に解釈した。

そう考えると、古来から武家の人たちが、ある程度の年齢や時期を経て出家するという歴史的な話を、自分は楽隠居のようなイメージで捉えていたけど、その中の一部にはこういったPTSDに対する対処療法としての出家というパターンがあったんじゃないかなと思ったわけです。

死んでいった者たちを弔うというのも、急に仏門に目覚めた、みたいに思っていたけど、「ああ、なるほど」って腑に落ちた。別に、そういうのが悪いと言うつもりはないし、それで救われるものがあるのであればと思う。もちろん、これが唯一の正解というわけでもないし、すべてに当てはまるとも思っていない。

ただ、単純に自分にこういう視点が欠けていたなと思った、という話。そう考えると、自分が毎月募金しているのだって、ある意味罪悪感への対処というか、セラピー的な側面がないとは言い切れないわけで、人の心を平穏に保つのって、本当に難しいことなんだなぁと思う。

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