ネット上でよく「草生えた」とか「お茶吹き出した」とか「泣いた」とか「思いっきり吹き出した」とか「全○○が泣いた」とか、そういうちょっとオーバーリアクション気味?な感想をみていて感じたこと。
みんな本当にそう思って書いてるの?
まあよくあるネットのスラングだろうとは思ってるんだけどどうなんだろう。もしかして、みんな本当にそう思って書いているんだろうか。逆に現実の自分の感情とネット上で書いている感情表現が離れているって状態の人もいたりするんじゃなかろうか。
ふと冷静に考えるとそういうのはなんか怖いなぁっと思ってしまった。いや、怖いというか少しずつ実際の自分の感情とネット上の自分の感情が離れていってしまうような気がしていて少し不思議な気がすると言うか。
もちろん大体の人はネット上の慣用句として使っていたり、わかっていてネット上で表現する自分と実際の自分を切り分けて考えていたりするんだろうし、素直に思ったことをネット上で表現しているだけかもしれないし、全部が全部というわけでもないんだろうけど、もしかするとどちらかに引っ張られる人もいるような気がしてしまう。
スマホはお手軽過ぎて切り替え大変そう
特に最近は手元のスマホですぐに表現できるし、レスポンスも早くなってるから現実の自分とネット上の自分の切り替えが大変そう。下手するとネット上の自分と現実の自分を切り替えが難しかったりするんだろうか。
昔はショボかった
だいぶ昔の話になるけど、ネットにつなぐにも、よっこらせとパソコンを立ち上げて、ピーヒャラピーヒャラとインターネットに接続して、ようやっととブラウザを立ち上げて、のろのろとページを表示する。といったような「ショボさ」が現実の自分とネットの自分を切り離す一種の儀式みたいなものとして働いていたような気もする。
別に古いほうが良かったとかいう話じゃなくて、昔は何も考えなくても「ショボさ」が障壁になってたけど、今はすげー便利なのでちゃんと意識しないといけないのかもなと言う話。当たり前だけど、今も昔もちゃんとした人もいっぱいいるし、変な人もいっぱいいる。
どっちに引っ張られるんだろう
ところで、ネット上の感情表現と現実の自分の感情や状況が異なっていたとして、感情はどっちに引っ張られるんだろうか。表現したほうかな、それともそのとき自分が感じていた方かな。
プラスの感情の方に引っ張られる分には気分転換というか、気晴らしというかポジティブな感じになるんだろうけど、マイナスの感情の方に引っ張られるとしたらすごく嫌な感じがして、よくわかんないけどなんとなくネット上の自分の感情と現実の自分の感情を大きく切り離さない方がいいのかなと思ったりもする。
もちろん現実の自分のマイナスな感情をそのままネット上に放流しても良いことはないのだけど、そういうことに少し自覚的になろうかなというような話。