老子

感想・レビュー

先日、USBメモリを整理していると書きかけの文章が色々出てきました。「ことがかんがえられr」なんてまさにキーボードを打っている最中で止まっているものもあれば、ああなんか書くのをやめたんだなぁっと分かるものもあったりで、興味深いものがあります。

そんな中、ある程度まとめようとした痕跡を残しつつ、当初の思惑とはまったく別の路線に突っ走っていき、まとめることを放棄した文章が見つかったのでここに残しておきます。なんとなく文章が良く分からないノリなのは、どういう風にまとめたいのかがさっぱり分からなかったからだと思われます。

本筋としては、なんのかんのとよく読む古典「老子」を自分なりの解釈をしていこうという無謀な試みだったようですが、よく分からない老子の紹介文になっています。どうやらここがイントロダクションで、老子の本文をまとめていこうと思ったところで力尽きたようです。

以下本文(見出しだけは後付け)

はじめに

ということで、老子です
この本自体はえらい前から読み返しているわけですが、ここは一つ簡単にまとめる意味でなんか書いておこうと思い立った次第

老子、仕事をする

老子ってのは愛称で本名ではありません。その本人らしき人は紀元前5世紀くらいに中国の周の役人だったという話。そこでは、一種の蔵を管理するようなことをやってたそうです。って言うか倉庫番?

で、不思議なことにそのころから頭のよい人として有名だったとか。その時代その仕事をやって一体どうやって有名になれるのか逆に不思議ですが、なんかあったんでしょういろいろと。むしろそっちの方が気になりますよ。きっと、ヤングインディージョーズの冒険張りにいろいろあったのでしょう。もしかすると迷宮入りになりかけた事件なんかを解決していたのかもしれません。まぁそのあたりのことはよくわからないようです、残念。

老子、旅に出る

そんな老子ですが、どういう心境の変化か引退を期に旅に出ることを思いついたようです。宛先はというと「西」。ずいぶんと漠然としすぎていますが、まぁ何かあったのでしょう。しかも時代は紀元前5世紀ごろ。老人が旅するには危険すぎます、いやよくわからないですけどね。で、そういった旅の途中、とある関所を通過します。

関所を通過しようとするとそこの役人が老子をつかまえて、「おや、あなたはあの有名な老子先生じゃないですか」などと言うわけです。一体彼はどうして旅人を老子だと見破ったのでしょうか。写真やなんかがあるわけじゃないですし、話ぶりからすると顔見知りだったわけでもないようです。おそらくは旅の手形か何かで名前を知ったのでしょうが、それにしたって有名すぎます、老子先生。

老子、安請け合いをする

役人は続けて言います。「あなたは頭が良いと有名なのでしょう。ぜひ私のために、あなたの考えについて教えていただけませんか?文章で」。言うことが厚かましすぎます。一介の旅の老人をつかまえて、おまえはあの有名人だな、本を書いておれにものを教えろ。なんて普通の感覚じゃいえないような気がします。しかし、老子もさらっと「いいよ、ちょっとまってね」なんて答えているところをみると、割と普通のことなのかもしれません。一種のサインか何かですか?

老子、完成する

で、出来上がったのがこの「老子」という本。あんまりさっくり作りすぎたものだから、専門家に言わせると趣旨が一貫してなかったり、詩的に走ったりしてるらしいですが、まったくわかりません。わかるのはえらい短いなぁと言うくらいのものです。

老子、まとめ

そうそう、一応覚書程度に書いておくと、ぶっちゃけ「老子」という文書を老子先生がホントに書いたかどうかはわかりません。そういわれるとそもそもの書かれるきっかけにしても多分に脚色の香りがしてくるから不思議です。挙句、一説には当時の格言集だったとか言われる始末です。もし老子先生が書いたとしても、その後からよってたかってすごい勢いで加筆修正されていることは想像に難くありません。

まぁ、いずれにせよ最初にその雛型を書いた頭の良い人がいて、それにいろんな人が言葉を付けたり取ったり、時には間違えたりした結果が僕たちの読める「老子」になります。

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