3日目はRubyの開発者であるまつもとゆきひろ氏と合流し、Googleなどを訪問しました。ちなみに昼飯もGoogle。
Googleでのセミナー
屋内は撮影禁止と言うことでちょっと残念な感じでした。そこら辺に今回の発表とまつもと氏がくるよ的な張り紙がされていて、ああやっぱりメジャーだなぁっと思った次第。
一番手はまつもと氏。内容はRubyついて。色々な言語があるし、好きなのを使えば良いと思うよっと言うような感じのいつものノリ。
RubyとDubyについて ###
Google App EngineでJRubyを使うといいよねというようなお話。またJRubyをJavaの実行ファイルとしてコンパイルできるDubyについての話。この辺もDubyに関するイントロダクションだったので、割愛。
・Duby: A Type-Inferred Ruby-Like JVM Language
・Duby と Surinx – Charles Nutter 氏へのインタビューより
質疑の中で、「Googleでも今後はRubyが使われるようになるのか」との問いにはちょっと微妙な間があったのが記憶に残っています。
昼飯を食べてきた ###
昔よく話題になっていたGoogleの食堂で昼食。話に聞いていた通り、各国の料理がバイキング形式で並んでいました。飲み物もフリー。ぼやぼや覗いていると、カレーの行列がすごかったり、寿司があったり、人が異様に多かったりとなかなかカオスな感じ。
とりあえず並んでいたカレーとピザをチョイスして昼飯。味はインド風カレーでした。周りを見ても色々取っている人が多く面白い。鰻とアボカドの手巻き寿司とかはどうかと思うけど、それはそれでありなのでしょう。
そうそう、カレーを食べるためのスプーンが無かったので食堂のスタッフに英語で頑張って聞いてみたら、日本語で場所を教えてくれました。東洋系の顔だったので本当に日本人だったのか、勉強したのかは謎。
Rhomobileの会社訪問
Rhomobileはスマートフォン用アプリをRubyで開発するRhodesというフレームワークを提供しています。現在対応しているのは、iPhone, BlackBerry, Windows Mobile, Symbian, Androidとのことで、大抵のものはこれで間に合いそうです。ライセンス形態も昨今の流行のGPL+商用時には有料のデュアルライセンス。
また、RhoSyncと呼ばれる製品を組み合わせることでGoogle Gearsのようにオフライン時のデータ更新もオンライン時に同期することも可能。作成したアプリは一回コーディングすれば別のプラットフォームへの移植もそれなりにできるそうです。加えてGPSやアドレス帳、カメラなどの固有のデバイスにもアクセスできるようで、かなり面白そうな気がします。
個人的にAndroidを使っていることもあり、今度試してみたいフレームワークの一つです。
Hacker DOJO
続いてはシリコンバレー在住の技術者が資金を出し合って作っているコミュニティスペースであるHacker Dojoに見学に行きました。
福岡で言うとAIP cafeのようなものっぽい。違うのはマンションの一室とかいう規模ではなく、アメリカの一軒家を丸ごと借りていること。そのため、2階建てだわ、ガレージがあるわ、でかいロフトのようなものがあるわとえらいゴージャスなことになっています。
費用は$100/月の会費で賄っているらしいです。これは高くないのかというのが気になりますが、作業スペースのためにスタバなんかに篭ることを考えると充分元が取れるようです。また、有志によってスナックやドリンクなんかも提供されており、この辺はボランティアで成り立っている様子。
また、面白いのは参加者資格については特に設けていないらしく、技術者以外の人でも利用可(裁縫をするために来る人がいるらしい)、スタートアップの企業も利用することができるようです。ただし、インキュベータやベンチャーキャピタルのような支援機構は存在しないため、あくまで場所が利用できる程度のもののようですが、孤独な企業家にとってはコミュニティを維持するために役に立っているとのこと。それ以外にもGoogleやMicrosoftに勤める技術者も参加しているようで、ホントにコミュニティスペースなんだなぁっと思います。
見学の後は、Hacker DOJOを実際に利用している技術者からのライトニングトークと質疑がありました。自分は知りませんでしたが、ベンチャー企業として有名な人も話していたようです。
カーネギーメロン大学での地元Rubyコミュニティとのミーティング
Hacker DOJOからの移動で若干道に迷ったのはご愛嬌。到着したときには既に準備が色々できていたようです。いそいそと着席後、準備されていたピザを食べることに。
当たり前のごとくピザは切られているわけですが、それがでかい。日本の倍くらいのイメージで切ってあるので、2切れほど食べて一杯な感じに。ふと周りを見回してみると、iPhone多いなぁっという印象。土地柄も合って、東海岸のNYとかだとBlackBerryが多いようだけど、サンフランシスコ周辺だと圧倒的にiPhone。Androidは見た目で分からないのでよく分からないけど多分少なかったはず、droid発売されてたのに。
ここでもまつもと氏の発表とF-RubyやRBCなどの活動紹介があったのですが割愛。