ITのコンシューマ化とそのインパクト
日時
: 2011年11月12日(土)
会場
: 福岡県Ruby・コンテンツ産業振興センター
講師
: 丸山 氏(日本Androidの会 会長)
動画
: http://www.ustream.tv/recorded/18464411
動画
: http://www.ustream.tv/recorded/18465146
まとめ
: [2011-11-15-10]
市場の急速な拡大
・Androidのシェアは急速に拡大している。2012年にはシェアが50%を超えるという予測
・スマートフォン市場はAndroidを筆頭にiPhone、Windows Phoneの3強の時代に突入
・日本では市場に1600〜2000万台のAndroidデバイスが出回っており、実はアメリカより普及している。
ムーアの法則とギルダーの法則
・ハードウェア(CPU、ネットワーク)の進化は、ソフトウェアやビジネスの変化と比べると格段に早い
・それにより、急速に低価格化(コモディティ化)、利用者の拡大(コンシューマ化)が進行する
ムーアの法則の限界は、ハードウェアのブレイクスルーで回避される
クラウドとクラウドデバイスの登場
・インターネットの普及からクラウドへ。そして、そのクラウドにアクセスするデバイスの登場(iPhoneとiCloud、AndroidとGoogleなど)
・両者ともプレイヤーは同じ(Amazon、Microsoft、Apple、Google)。
ネットワークとメディアの統合
・コミュニケーションのソーシャル化
・それによる新しいネットワーク社会
・マルチメディア→ユニメディア
・マスメディア→パーソナルメディア
個人と企業
・最近は企業よりも個人のコンピューティング環境が進んでいる
・企業は、社員がどのようにテクノロジーに興味をもつかということと向き合う必要がある
コンシューマ化を可能とするもの
・標準化とオープン化
・開発環境の個人所有とコミュニティ
・APIやオープンソースなどを使って様々なサービス、環境が組み合わされる
・その結果、オープンな選択と開発者の自由
・面白いものが作りやすい環境
・ユーザに受け入れられる
「個人がつくったものを個人が使う時代」
※ この言葉自体は別の講演での話だけど、ここの話はまさにこういうことだと思う
GoogleとFacebookの次を目指す
GoogleはPage RankとAdwardsを使ったが、それらは機械的な仕組みだった
FacebookやAmazonは購入履歴やソーシャルグラフを使って、実際の消費者の行動をベースにした仕組みにシフト
最近話題になっているNFCとGPSによって行動をベースにしたサービスは大きく進化する
そして、その両方を兼ね備えたAndroidは次の舞台となりうる。
そのために考えなくてはいけないこと。次の焦点
・プライバシーの保護
・ビジネスモデル
・プラットフォーム
・Big Data
・データマイニングの手法