自室には、PCやスマホ、タブレットなんかとは別に、一昔前のテレビのように置いてあるディスプレイがある。キャスター付きのスタンドに据え付けていて、サウンドバーがついていたり、Chromecastがつながっていたりして、何か動画を見ようとすると、だいたいこいつで再生している。
とは言っても、一番再生しているのはYouTube。いまメインで使っているのは、Chromecast with Google TV。こいつがいいのは、リモコンが付いていて操作するのに一々スマホを触らなくていいのと、電源が切れること。こいつで、Youtubeの動画を探したりなんだりしている。
なんだけど、この間、これってすごいダルいことをやってるなと思ってしまった。要するになにかすごく見たいものがあるときはいいんだけど、ちょっとした暇つぶしや、手持ち無沙汰（耳寂しさ）、出かける前の少しのスキマ時間、作業中のBGMとして流していることの方が多い。
なのに、一々何を再生するかとか、再生時間とか、見たい見たくないみたいなことを判断させられている。しかも、自分で選んで流してしまった以上、内容に興味があったり、気になったりするので、どっちつかずになってることが多い気がする。作業中に、あれ？いまなんて言った？みたいに作業から意識がそれることもあるし、再生が終わったから次のを探さなきゃ、みたいなこともある。
これって、なんかすごく馬鹿らしいことしてませんかね？となる。
とは言っても、この空隙が埋まるわけでもないので何かないかなぁと思っていたところに気がついたのがラジオ。気がついたきっかけはYoutubeでみていた飲食店の仕込み動画。延々と料理人が仕込みをやっている動画なんだけど、朝早い時間帯とか、遅い時間帯だと、だいたいみんなラジオをかけている。
今までは、そんなにラジオ好きなんだなぁとか思ってたけど、一旦この空隙に気がついてしまうと、ああなるほどってなった。
昔、どこかで聞いたんだけど、ラジオをずっと流している人ってのがいて、そういう人はラジオ局の選曲とかせず、ほんとにずっと同じ局を流しているらしい。その時の文脈は、たしか「ラジオに選局機能って不要だよね、だって一度選局したら、もう別の局に変えないんだから」みたいな文脈だったはず。覚えてないけど。
そういうふうにラジオを運用すると、別に聞きたくて聞いているわけじゃないので、本当にBGM的に扱える。別に作業で聞こえなくてもいいし、聞かなくていい。用事ができて席を外したり、急に止めても惜しくもない。よっぽどじゃない限り好き嫌いもないし、本当の音楽をBGM的に流したときにある飽きるということもなさそう。
昔、防災を気にしたときに買った防災ラジオがあったのを思い出して、押し入れから引っ張り出してきた。こいつはサイレンが鳴ったり、ライトが付いたり、手回しハンドルやバッテリー、乾電池で再生ができたり、なんとUSBで携帯とかを充電できたりといい感じ感のあるやつ。
で、最近、家を出るまでにもう少しあるようなタイミングや、今書いているようなブログ記事を書くようなタイミングでラジオを流していると、確かに考えていたような効能はある。人生でラジオを聞くタイミングはほとんどなかったけど、これはしばらく続けてみてもいいかなと思った。
今一番の問題は、この防災ラジオ、USBで充電できるんだけどミニUSBなんだよね…。いや、このためだけにケーブル生やすのもなぁ。ようやくデスク周りのUSBはType-Cに統一できたっていうのに。これはラジオを新しく買わないといけないんじゃないのか、え、いまさら？みたいな気持ちになって、ちょっと悩んでいる。
ちなみに、Chromecast with Google TVでも、Radikoを鳴らせるんだけど、一々「おーけー、ぐーぐる。らじおで〇〇をながして」みたいに言うのがダルいんだよね。物理的なラジオなら、ボタン押せば再生されるし。
