AIエージェントがアクセスしやすいWebの形を考える

考えたこと
考えたこと

生成系AIがAIエージェント化するという話がある。要するに人の代わりにAIが情報にアクセスして、何らかの処理を行うというやつ。なんだけどそれに対するアプローチがえらい非効率じゃないかなと思ったりもする話。

この間、生成系AI先生にマクドナルドで晩ごはんを食べるときに、健康的でリーズナブルなメニューの組み合わせを調べてくれっていう話をした。生成系AI先生は必死になって、検索してみたり情報読み取ってみたりってのをしてるんだけど、なんというか、自分じゃないからいいけど、非常に不合理な泥臭く、面倒くさいことをしてるよなって思う。

そもそも、今のインターネットが人が目で見て操作するっていう世界観に立脚しているので、生成系AIもそれに習っているというのがあるのだけど、いや、そこはもう少しシステマチックに、マシンリーダブルにならないのかなと思う。

そういう話を思っていると、ぼんやり思い出すのはWSDL。大昔、XMLを使ってシステム間の連携をしましょう、そのためにはどのようなデータをどういう風にやり取りするかをちゃんと整理して、みんなで統一しないといけませんよね。というアイディアとしては至極真っ当な話だった、はず。

その結果、大枠としては、データの形式はXML、通信の方法はSOAP、データのやり取り(プロトコル)はWSDL、WSDLの情報をまとめたUDDIみたいになったんだけど、結局今どうなっているかというと、『え?JSONで良くね?』とか、REST…とか、結局APIを叩くプログラムは人が作るんだからWSDLとかいらないでしょ?みたいな感じになりつつ、今に至っている。

だけど、この生成系AIが台頭する世の中であれば、昔よりもう少しスマートに、生成系AIに対してAPIを開放し、その使い方を教えて、活用してもらう方法があるような気がしないでもないんだよなぁ。

原始的には、robots.txtみたいなものに、そのサイトで提供しているAPIの情報を書いておけば、勝手に生成系AIが使ってくれるようになるみたいな感じ。今みたいに馬鹿なクローリングで、アホな結果を取得して回るくらいなら、そっちのほうがよっぽどスマートな気がしないでもない。

ただ、世の中というのは、スマートな解決方法ではなく、とりあえず目の前の問題を解決できる方法を積み上げた“ジェンガ”のようなものなので、こんな話をしても仕方ないんだろうなって気がする。

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