ChatGPT3.5がリリースされたのは2022年11月。それからいろいろな生成系AIが勃興し、その応用範囲も広がっている2025年現在。いまだにネット界隈なんかでは、「ChatGPTに〇〇について聞いてみましたが、全然間違っていました」みたいなハルシネーション報告があるし、それに対するリアクションで、「私も××について調べてみましたが、やっぱりダメでした」みたいな感じになっているのを見かける。
もう2年3年経とうとしているのに、まだそんなことを言っているのか…。と誠に勝手ながら残念な気持ちになってくるのだけど、これって一種のポジショニングトークなんじゃないかと気が付いた。って話。
こういう話をしている人の類型なんか分からないけど、パッと見ていると、その〇〇という分野に対して一家言ありそうな、物知り、訳知りな感じの人が多い。まぁ、ChatGPTに対して聞いてみて、その真偽が分かるという時点で一定の知見はある人なんだろうなぁっと。
で、そういう人たちは、ChatGPTが登場してきて、自分の専門性や知識が脅かされるのではないかと思ってしまう。そして、ChatGPTに聞いて、間違った答えを得て、それを喧伝する。「私はChatGPTよりものを知っていますよ!」みたいな感じで。
なんだろう、「ルンバより掃除機をかけるのが上手」自慢みたいな?
自分が生成系AIを説明するときには、「聞くな、指示しろ」っていう話をすることがあるんだけど、たぶん、こういう人は、それ以前の段階で守りに入っているのかなぁって勝手に思って納得している。という話。