最近ずっと話題になっているFacebookの情報流用問題とそれに対する、いささか過剰にも見えるFacebookバッシングについて今思っていることを備忘録的に。
答え合わせはきっと無い。
話の前段
そもそも論の話として、この問題ってのはFacebookから情報が漏洩したわけでも、なにかFacebookがデータを悪用したわけでも、それを使って情報操作したわけでもなんでもないよねってのが話の前段。
また、問題のデータが取得された当時の利用規約の時点でも特に何の問題もない。データを不正に保持して利用していたというのはFacebookとは関係ないらしい会社。なんの先入観もなければFacebookからしたら完全にもらい事故なんじゃなかろうか。
結構な反響があるぞ
というのが今時点での自分の考えなんだけど、世間様的にはどうもそうではないらしい。Facebookは個人情報をこんなに収集していますとか、それを使って広告をだして金儲けしていますとか、の話が今更のごとく湧いて出て 著名人がこぞってFacebookを退会するってな騒動になっているらしい。
トランプ大統領?
自分としてはなんでそんなことになっているんだろうかと考えたんだけど、「Facebookで収集されたデータを元に大統領選で利用され、結果トランプ大統領が誕生した」というストーリーが問題だったんじゃないかというところに思い至った。
勝手にエスパーすると、特に西海岸というか反トランプというかトランプ大統領に賛成していない人たちは今回の件でFacebookに裏切られたような気持ちになったんじゃないだろうか。仲間だと思っていたFacebookは実は敵方に情報を流していた裏切り者、スパイだった。しかも今もコソコソいろんな情報を収集し続けている悪いやつだ。こういう感情じゃなかろうか。
もし、この話が逆で、データが流用されたのがヒラリー陣営だったら、ここまでの話にはならなかったんじゃないかと思ったりもするんだよね。まぁ、結果落選しているので思考実験としてはあれだけど、なんとなくそんな気がする。
むしろこっちのほうがヤバイのでは?
正直に言えば今回のデータ流用問題よりも、以前Facebookがやらかしたタイムラインを操作することで感情を操作することができるとかいう話のほうがよっぽどひどい話だと思うんだけど、その時はこんなに大きなバッシングにはなってなかった気がする。
だいだい、個人情報の収集とか、広告で金儲けとかいう話をしてるなら、まず真っ先に槍玉に上がるはずのGoogle先生には全く波及する様子はないのが解せないわけで。一応広告ネットワークに関してのガイドライン整備とかの話も出てるけど、Facebookに対するバッシングの比ではないようにみえるんだ。
感情的なものが見える気がするんだよね
実際どうなんだろうね。なんか感情的というかヒステリックな気がするんだよね。