Googleアシスタントを頻繁に利用している。ぶっちゃけ世代を問わなければ部屋に1台はある。風呂場というか、洗面台にも置いてある。そしてほぼ毎日使っている。家を出るときは「いってきます」と言えば、エアコンとサーキュレーターと蛍光灯を消してくれる。「ただいま」といえば逆につけてくれる。ほかにも天気を聞いたりなんだり。一番使っているのは起床の目覚ましのスヌーズ機能かな。まぁ、普通の人と比べれば大分使っているというか、浸食されている感じがある。
で、一番不満なのは、音声アシスタントを起動するウェイクアップワードが正常に聞き取ってくれないこと。特に朝とか、まだ声が出てない時とかだと聞き取ってくれないことがある。あと、部屋でYoutubeとか流していると、全然音を拾ってくれない場合が多い。逆に、外部の音をウェイクアップワードと勘違いして勝手に聞き取りモードになったり、勝手に回答したりする。朝一から、何が悲しくて何度も「おーけーぐーぐる」って言わないといけないのか。
思ったのだけど、音声アシスタントを起動する物理的なボタンのようなものがあればいいんじゃないかと思った。いや、スマホでいいだろって言われるかもだけど、一々スマホを手に取って、ロック解除して、音声アシスタントを起動するとか、すごく面倒くさい。ぶっちゃけあとスヌーズを仕掛けて10分寝たい時に、そんなことしたくない。
そう考えていくと、よくあるベルを鳴らすと執事やメイドがやってきて依頼するみたいなシチュエーションがフィットするんじゃないかな。例えば、呼び鈴みたいなものを鳴らしたり、振ったりすると音声アシスタントが起動する。それなら一々、呼びかけなくてもいいし、音声アシスタントの方も四六時中ウェイクアップワードを待っている必要もない。
もともと、音声アシスタントもそういったサポートを指向するサービスなんだろうから、このインタフェースは非常に理にかなっている気がする。っていうか、もう少し小型化できれば、このベル自体が音声アシスタントのデバイスになれるんじゃないか。電源の問題があるかもしれないけど、そこはQiで充電できるとか。
で、こういった商品が出るといいなぁっと思うんだけど、Googleなりが音声アシスタントに対して若干冷めた目で見ているような気がしないでもない。というか、Geminiを一応はアシスタントに設定できるけど、今普通にWebで使っている生成系AIと比べるとかなり見劣りがする。
ChatGPTの音声入力は、今のところすぐに人の話に割り込んできて、「いや俺の話を聞けよ」ってなるのはご愛敬だけどさ。もう少し、こう、音声アシスタントの活躍があってもいいんじゃないかなって思う。なんか、ディスコンになりそうな印象がある。
これって、いつも思うのだけど音声でコマンドを入力するってのは、非常に難易度が高いってのがある気がする。世の中には音声で小説書いちゃうような人がいるのは分かるし、自分もしゃべっている方が頭が回る自覚はあるんだけど、なんか命令を出すってなると、言葉につっかえちゃう。で、聞き間違いとかされるから、だんだん使わなくなるみたいな。
そういう意味で、この家令型音声アシスタントってのは、割と便利に使えそうな気がしないでもない。そんな気がするだけだけど。