毎回毎回台風についてよくわからなくなってくるので一度内容をまとめておく
内容は概ね以下のサイトを参考にしている
– Wikipedia 台風
– 気象庁 台風について
台風の定義
台風(たいふう、颱風、typhoon、taifū)は、北西太平洋や南シナ海(赤道以北、東経180度以西100度以東)に存在する熱帯低気圧のうち、中心付近の最大風速が17.2 m/s(34ノット、風力8)以上のものを指す。
同様の気象現象は世界各地にあり、それぞれの地方により呼び名が違う。国際分類では、大西洋北部・太平洋北東部・太平洋北中部では、ハリケーン (Hurricane) と呼び、インド洋北部・インド洋南部・太平洋南部では、サイクロン (Cyclone) と呼ぶ。
接近
: 台風の中心が日本の海岸線から300km以内に入った場合を「日本に接近した台風」としている。ただし、現在は気象官署からの距離で算出してある。
上陸
: 台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を「日本に上陸した台風」としている。ただし、沖縄本島などの離島や小さい半島を横切り短時間で再び海に出る場合は「通過」としている。
強さ
台風の気圧が低い台風は強い傾向にある
表現 | 定義 |
---|---|
特になし | 33m/s(64ノット)未満 |
強い | 33m/s(64ノット)以上 44m/s(85ノット)未満 |
非常に強い | 44m/s(85ノット)以上 54m/s(105ノット)未満 |
猛烈な | 54m/s(105ノット)以上 |
強風域
: 台風や発達した低気圧の周辺で、平均風速が15m/s以上の風が吹いているか、地形の影響などがない場合に、吹く可能性のある領域。通常、その範囲を円で示す。
暴風域
: 台風の周辺で、平均風速が25m/s以上の風が吹いているか、地形の影響などがない場合に、吹く可能性のある領域。通常、その範囲を円で示す。
台風は一般的にその中心よりも進行方向に対して右側(南東側)のほうが風雨が強くなる。これは、台風をめがけて吹き込む風と台風本体を押し流す気流の向きが同じであるために、より強く風が吹き荒れるためである。気象学上ではこの台風の進行方向右側半分を危険半円と呼ぶ。
大きさ
台風に伴う風速15m/s以上の領域の半径を基準にして次のように決める。風速15m/s以上の半径が非対称の場合は、その平均値をとる。
表現 | 定義 |
---|---|
特になし | 500km未満 |
大型 | 500km以上 800km未満 |
超大型 | 800km以上 |
その他
命名
日本では、気象庁が、台風が発生した順に台風番号を付けており、台風は通常はこの台風番号で呼ばれる。特に災害の大きかったものについては上陸地点などの名前を付けて呼ぶこともある。
2000年からは、台風の国際的な呼称としてアジア名が使用されている。(外部リンク参照)アジア名は、米国とアジア各国で構成された台風委員会によって定められたもので、国外では広く使用されている。
台風の発生時期
台風が日本本土に上陸するのは多くが7月から9月であり、年間平均上陸数は8月が最も多く、9月がこれに次ぐ。8月は、太平洋高気圧が日本付近を覆い、台風が接近しにくい状況ではあるが、台風発生数も最も多く、また高気圧の勢力には強弱の周期があるため、弱まって退いた時に台風が日本に接近・上陸することが多い。
日本には、平均して、毎年10個前後の台風が接近し、そのうち3個くらいが日本本土に上陸する。
洋上にあるうちに風速が17m/sに近づいたものは、上陸と同時に熱帯低気圧に変わる事が多い
→ 洋上では風速が正確に測れないため一応台風として扱われるが、風速が測れた段階で定義が変わる