アマゾンがクラウドを通じて実現しようとしている世界を解説
日時
: 2010年10月02日(土)
会場
: アクロス福岡 4F 国際会議場
講師
: 小島 英揮 氏 (Amazon Data Services Japan マーケティングマネージャー)
動画:http
: //www.ustream.tv/recorded/9966905の1時間54分頃から
まとめ
: [2010-10-04-4]
アマゾンのビジネス
一般向け
: Eコマース
セラー向け
: マーケットプレイス、物流
開発者向け
: クラウドコンピューティング(AWS)
なぜ、自社の構築したインフラを他社に提供するのか?
規模の経済の観点から
: もし提供しないならば「自社の規模でしかスケールしない」
範囲の経済の観点から
: 資産であるシステムを商材に変えることができる
アメリカではAWS技術者の引き合いが高いが、日本ではまだまだ発展途上。伸び代がある。
クラウドとは
IaaS, PaaS, SaaSなど様々。一般の人も知らないうちに使っていることもある。
昔
: 個々の工場に個別に発電機があった
今
: 個別に発電機は持たず、発電所+送電網から必要なだけ電気を使う
これにより、規模、コスト、調達の経済が働く事になった。コンピューティングの世界でもこれと同じことが起きている
-クラウドを使った物理的なものに縛られないサービス
–ピーク対応
–システムリカバリ
–リソースの調達
物理的なものに縛られないので、リアルタイムに必要なときに変更できる
クラウドは技術だけではなく、スピード、スケールが変わり、ビジネスのやり方が変わる
クラウドがフィットする形態
-スモールスタートするもの
-ピークがあるもの
-定期的に大量のデータ処理が必要になるもの
-期間が限定されているもの
はてなのCDN(Contents Delivery Network)の例
アクセスが多くなる新しいコンテンツはクラウド(AWS)に
古くなりアクセスが落ち着いたものは自社システムに
AWSに関する説明
省略
クラウドの話で、技術の話だけするのはNG。ビジネスが変わる
-キャッシュフロー経営に効く
-ビジネスのスピードが変わる
-ピーク時対応が安心
クラウドが作る世界
-物理的なものに縛られないため、新しいことを始めやすく、止めやすい、必要になったらスケールする
-これにより、迅速な事業展開が可能となり、機会損失が削減できる。
-またクラウドによって資本・組織の大きさよりも、アイディア・スピードが重要な社会となる。