基本情報
項目 | 内容 |
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*日程 | 5月11日 (金) |
*登壇者 | 湯川 鶴章 氏 |
*会場 | 福岡県Ruby・コンテンツ産業振興センター |
*まとめ | [2012-05-13-6] |
これからの社会は
・人口が減る、市場経済が縮小していく
・価値観が変化して、物を買わなくなる
価値観が変化し、通貨以外の価値(サブマネー、評価、ポイント、貸し借りなど)が上がる
岡田斗司夫の評価経済社会
・体験がネットで疑似体験できる
・物欲の低下
・消費税の増加などで貨幣を使わなくなる
・お金を動かさずに、サービスの貸し借りで済ますなど
すでに価値観は変わりつつある
消費経済が終わり、シェア経済へ
共動を通じての共愉へ
世界的な話
世界の消費、中心は変わりつつある
珠江デルタ
: 中国の経済圏。2020年にはニューヨークを追い抜く?
インド
: 発展途上と最先端が共存する
いずれも途上国としての面と最先端の面が共存している
・先進国の楽しみを中心としたガジェット指向のITではなく、世界を変えるITの発想がある
・発展途上国をベースとしているので、インドで作ったものがそのままアフリカなど他の発展途上国でも通用する
・人口が多いため、一気に巨大市場が立ち上がる
すでに制度や法律が固まっている先進国からはイノベーションは生まれない
ソーシャルの話
Facebookでは平均友達数は160人だが、頻繁にコミュニケーションするのは4〜6人。
・ソーシャルコミュニティは少人数のグループ重視
・「仲が良い人とのつながり」
・これがソーシャルのコミュニケーションの本質
ソーシャルコミュニティの中心はインフルエンサーではない
どうやって少人数の仲良しグループにアプローチするかが問題
・自分のために応募するのではなく、友達に応募する権利をプレゼントする企画
・仲の良い友達同士が相互にプレゼントし合う事で、広がっていく
これから
これからのサービス
モバイルは既にPCを超えている
・PCベースのサービスはモバイルで勝てない
・これからはモバイルベースでソーシャルグラフのインフラを持ったところが勝つ
・Line
・Weixin、Wechat
Facebookは、あくまでPCベースのサービス。これからはFacebookは勝てない
今までの価値観を見直す
・20世紀的な考え方
・経済的な考え方
・先進国は既に縮小の傾向がある
・このまま、拡大志向、利潤追求の意識ではダメ
・必要としていない人に無理やり買わせてどうするのか?
これから必要なこと
・今までは言語能力、数学能力が重視されていたけど
・これからの時代に大切なこと
・その人を良さを活かす
・人脈を作る、人を大切にする
・仲間を作る
自分のいいところは自分では気が付かない
・自分のいいところは人が知っている
・同時に人を評価することも大事
これからの企業に必要なこと
愛される企業、社会問題を解決する企業になることが大事。
そうすればみんなが助けてくれる
今までの所属する企業がアイデンティティだった時代が終わり、所属するコミュニティがアイデンティティとなる