紙で残した本について。いわゆる座右の書など

Scansapと裁断機を使って本をバサバサと電子化した挙句、物心ついてから初めて本棚というものが消えてしまったわけです。とは言いつつ、すべての本を切り刻んで電子化したわけでありません。一部の本は紙のまま手元に残してあります。そこで手元に紙のまま残している本についてまとめてみたいと思う次第。振り返えると中学生くらいの時に読んだ本がほとんど。それを後生大事にとっておいているという興味深いラインナップとなっています。

各本は古い順に並べています。またリンクはAmazonへのリンクになっています。手元にある本と比べると値段が微妙に上がっているのが興味深かったり。

いわゆる座右の書

老子 (中公文庫)

天下、皆、美の美為ることを知る、斯、悪なる已。皆、善の善為ることを知る、斯、不善なる已。故に有と無相生じ、難易相成し、長短相形し、高下相傾け、音声相和し、前後相随う

言わずと知れた中国の古典。「世の中の観念は良いと悪いに関わらず相対的なものですよ。そんな相対的なものにとらわれず、その元にあるもの変わらないものを大事にしなさい」といったような内容。だと勝手に理解。

[2009-07-01-1]

自省録 (岩波文庫)、マルクス・アウレーリウス

君は理性を持っているのか?「持っている。」それならなぜそれを使わないのか。もしそれがその分を果たしているならば、その上何を望むのか。

ローマ帝国皇帝でありながら哲学者。「人生は短く儚い。ならば余計なことにとらわれるのは愚かしいことですよ。そんなことより、自分の理性を磨いて平静に理性的に日々を生きるべきですよ」といった内容。だと勝手に理解。

人間とは何か (岩波文庫)、マーク・トウェイン

青年:人間、要するに機械にしかすぎんてことを、あなたは本気で考えとられるんですか?
老人:そうとも。

トムソーヤの著者による人間機械論。「人間は自分の心の満足を得たいという衝動と外部からの影響によってのみ突き動かされるだけの機械にしかすぎません。それは生得のものでコントロール出来ないのですが、ただ教育によってのみ方向性を形作っていくことができるんです」といった内容。だと勝手に理解。

若干実用に偏っているような本

読書について 他二篇 (岩波文庫)、ショウペンハウエル

悪書を読まなすぎるということもなく、良書を読みすぎるということもない。悪書は精神の毒薬であり、精神に破滅をもたらす。
良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。人生は短く、時間と力には限りがあるからである。

この著者の本、これ以外はちゃんと読んでない。「世の中は毒にしかならないような悪書に満ち溢れています。それを避けて良書を読むべきですよ。そしてむやみな多読を控え、自分で考える必要があります」といった内容。だと勝手に理解。

文章の書き方 (岩波新書)、辰濃 和男

腰を軽くしましょう。何でも見てやろうの精神でゆきましょう。見ないで後悔するよりは、見て後悔したほうがまだましです。見て後悔したのならば、少なくとも後悔の理由はわかります。

なんでこの流れに入ってくるのか不思議な本。「内容的には文章を書くには論のはずなのだけど、それは人の考え方、物事の捉え方の問題に行き着くんだよなぁ」といった内容。だと勝手に理解。

読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー、アレン・カー

タバコをやめると禁断症状という大変な肉体的苦痛を味合わなければならないと思っている人は多いでしょう。しかし、実際の禁断症状は肉体的ではなく精神的なものです。これは楽しみや支えを失ったと感じることから生じます。

完全に実用書。タバコを吸っていたことを忘れないために。これの考え方はとなにかをやめる時に色々と応用が効きそうなお話ではある。

貧困の現場を読んで気になったところを抜書き

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労働基準法で定める労働時間は、一日八時間、週で四〇時間だ。それ以上働いた時間は残業時間となる。週休二日として、月の労働日数を二〇日とすれば法で定める労働時間は一六〇時間となる。厚生労働省が示す、過労死の危険性が指摘される「過労死ライン」と呼ばれる時間がある。それは、一月の残業時間が一〇〇時間を超える場合、あるいは八〇時間を越える残業が三ヶ月続くケースだ。いずれにせよ、月二四〇~二六〇時間という労働時間が、過労死の危険ラインとされる。

p61
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本を読むときに蛍光ペンで線を引く

一時期やっていたのに、しばらく怠ってきたこととして、読書の時の蛍光ペンでのマーキングという話がある。色々思い返すと読み返しのときにやっぱり便利だなぁっと言うことで、再度挑戦してみようというお話。

やめた原因を思い返すと、小ざかしく色分けしてたくせに、途中で線の意味が変遷してわけわからん状態になったことが大きいのかなぁっと。そのせいで、線を引く際に「ここにはどういう意味で線を引こう」なんて余計な考えが出てきて、どんどん億劫になってきてしまった。

ので、ちと線の意味を一回まとめておいたほうがよさそうだ。しかも、一々考えなくても引けるくらい客観的にしておきたいなぁっと。多分重要度別に分けても意味が無いと思うし。理想は、「この部分は、この色しかない」って状態になること。

で、手元にある蛍光ペンは、赤青緑黄の4色。一本にひとつの意味をもたせる方向。しかし、文章を構成する意味的記述として色々な側面があるんだろうなぁとは思いますが、そこはそれ、適当に相手しないと泣けてきます。

とりあえず、今ざっと思いついたものは、こんな感じ。マーキングの量としては、「考え方 > その他の事実 > 固有の名詞 > 参考文献」になりそうな予感なので、一般的によく売ってて交換できる色を左から順に割り当てていく。

考え方(赤)
: 客観的ではない部分

参考文献(緑)
: 文章中で出典や参考になる書籍名や記事名、URLほか

固有の名詞(青)
: 何らかの名称。参考文献と重なることもあるけど、そこは無視

その他の事実(黄)
: それ以外の記しておきたい文章

こんな感じかなぁ。あとは本を読み終わったら、保険として裏表紙とかにマーキングの意味を書いておくと、あとで意味づけを変更した場合でも良い感じなのかなぁ

とりあえず、こんな感じでやってみてダメだったら、後で考えよう。ペン使い分けるの面倒くさいなぁ。4色蛍光ペンとか売ってないかなぁ。
それ以前に、こんなの誰か考えてるだろうから、それパクった方がわかりやすいよなぁ。

**追記 at 2007-12-26
ここで書いた意味付けと色分けですが、とりあえず一冊試したところいまいちでした。

実際に付けてみて「考え方」と「事実」が明確に分けられない場合が多かった。あと足りないものとして一種の「宿題」や「疑問点」的(ある意味「後で見直す」)な記述。っと言うことで、とりあえず前記の一覧を修正しておこうと思います。
とりあえず、次はこれでやってみる。

後で見直す(赤)
: 疑問点や自分向けの宿題など

参考文献(緑)
: 文章中で出典や参考になる書籍名や記事名、URLほか

固有の名詞(青)
: 何らかの名称。参考文献と重なることもあるけど、そこは無視

その他の注意点(黄)
: それ以外の記しておきたい文章