禁煙して3ヶ月目の覚書

考えたこと

しばらく吸っていたタバコを吸わなくなる、俗に言う禁煙というものが開始されてから3ヶ月ほど経とうとしています。まぁ、だんだんと状況にも慣れてきたし、今後見返すためにそのきっかけやら心持やらをぼちぼち書いておこうかと。

要するに、電子タバコを吸い始めたらそこまでしてタバコを吸っている自分がダルくなってきてそのまま止めてしまいましたというお話。

書いていくうちに話題が発散して纏まりがつかなくなったので、小題ごとに小分けにしました。

吸わなくなった日の顛末について

世の中、ムダに便利になったというべきか実際に禁煙を宣言して始めた日の記録(http://twilog.org/atyks/date-100207)が残っているのが笑えます。

閑話休題。数日前から電子タバコが気になっていて実際に購入したものが届いたのが上記の日というわけです。で、実際に電子タバコを吸ってみて、存外悪く無いなぁっと思い始めていることが上記のログから読み取れます。

さて、届いた当初は嬉々として吸っているわけですが、ある瞬間ふと「なんで俺、ここまでしてタバコ吸ってるんだろう」っと思い至ってしまった瞬間が来てしまったわけです。折りしも、手持ちの実タバコは尽きており、電子タバコしか無いタイミング。なし崩し的に「20:38 タバコ面倒くさいのでやめることにした」とTwitterで呟いてタバコを吸うのをやめました。

まぁ、止めたといって終わればそれでよかったのですが、ふと以前読んだ「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」なる本があることを思い出して、これを機会と再読しておいたりもしました。実はこのタイミングで、この本を読んだことがその後の3ヶ月のポイントなのかなぁっとも思います。

おかげさまで、現状まで初日を除いて特に苦しい思いをするわけでもなく、自然な流れで吸わなくなったのはラッキーなのかなと思ったりもします。

現在の心境について

たまに禁煙に成功したと思しき元喫煙者が居丈高に現喫煙者に向かってご高説賜る様を見ることがあります。その辺の心境はあまりよくわからなかったのですが、後述する禁煙本を見てみるとそのあたりのことも書いてあって、「あー、古今は知らないけれど、洋の東西を問わず人間って同じなんだなぁ」などと微笑ましい気持ちになってしまいます。

省みて自分ですが、特に嫌煙家になったわけでもなく、タバコに近づくのを極端に回避したりすることも無く、飲み会で自分以外全員喫煙者でも平気で過ごせるくらいには順当に日々を過ごしております。あー、吸う人は吸えば良いよねぇ的な心境そのままです。ただ、タバコの臭いは気がつくようになりました。

禁煙本について

禁煙を始めるさらに大昔に「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー (ムックセレクト)」なる本を買って流し読みしたことがありました。で、はじめに読んだときは「へー、そうなんだ」くらいのノリだったのですが、このタイミングで再読することにしました。タイトルだけ見ると酷い内容の本を連想しますが、中身はいたって冷静な本です。

読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー [セラピーシリーズ] (ムックセレクト)
※こちらの商品は全帯の商品です。帯を外せば、画像通りの表紙になります。ご了承ください。

実際の内容は読んでいただければ良いとは思いますが、要はこんな内容。
-タバコは単なるニコチン依存ですよ、ただし肉体的な依存ではなく、精神的な依存のウェイトが大きいです。
-精神的な依存を精神的に押さえ込もうと我慢すると、非常に苦しい思いをして失敗しがちですよ。(普通の人がイメージする禁煙)
-ニコチン依存する人に脅しや強制をしても無駄ですよ。むしろそれが原因でさらに依存が高まりますよ。
-自分がなぜタバコを吸うのか、吸いたいのかをちゃんと受け入れて禁煙すると、スムーズにやめることができます。
-タバコははじめの一本を吸った時点から依存が始まります。止めたと思っても、次のはじめの一本を吸ってしまえばすべて水の泡です。

100%この本がどうこうなんてのはありませんが、自然と「タバコを止めよう」と思ったタイミングに丁度ぴたっと当てはまったのだろうと思います。

禁煙し始めて(禁断症状)

禁煙に伴う禁断症状の話は色々聞いたりするわけです。それが数ヶ月、酷い時には数年続いて結局タバコに舞い戻る的な話もよく聴きます。

僕の場合は、初日こそ眠気という形での禁断症状に悩まされましたが、それ以降はほとんど変化も無く日々過ごしています。実はそこまでニコチン中毒じゃなかったのか、それとも単に運が良いだけなのかわかりませんが、今のところは特になんともありません。

禁煙し始めて(変わったこととか)

待ち時間に対する耐性が大幅に下がったような気がします。あと、飯を食べた後にボーっとするのが苦手になりました。この辺は、今使っているHT-03Aでブラウジングしたり、遊んだりということで代替が効いている様子。

それ以外では仕事中の気分の切り替えに随分難儀しましたが、これはトイレ休憩のときに少し離れたトイレに散歩がてら行ってみたり、ムダに階段を上り下りしてみたりと十分代替が効いている様子。

総じて、生活のちょっとしたパターンの変更だけでカバーできているようです。自分でもその辺りを心配していただけに逆に拍子抜けな一面もあります。

タバコを吸い始めたきっかけについて

大学生だったころ、青春18切符を使って1ヶ月かそこらを野宿しながらぶらぶらしていたことがあります。その序盤、立ち寄った某駅で電車の待ち時間に吸ったのがタバコ暦の始まりでした。

物慣れない初めということや一種の開放感も合ったのでしょう。その後も田舎っぽい場所を巡る中で知らないおっさんたちとタバコ吸いながら話をしたり、何もすることが無い寝床でタバコを吸ったりと大活躍をしてくれました。

見ず知らずの人間がボーっと座ってたりすると警戒されがちだったのですが、なぜかタバコを吸ってると妙に話しかけてくれたりと、色々な面で便利な社交ツール的に使っていました。まぁ、結局そのときだけで済むわけも無くずるずると吸い続けて3ヶ月前まで至ったわけです。

電子タバコについて

実際に購入したのは「アーススモーカー ゼロ クールメンソール (87ミリ キングサイズ)」です。まぁ、これをきっかけにタバコをやめておいてなんですし、正味一日も使ってませんが、値段からすると良い感じの商品なんじゃないのかなぁっと。問題はUSBで充電するたびに吸い口を分解する必要があることと、バッテリーの持ちがあまりよくないことと、咥えタバコをするにはちょっと重過ぎることくらいかなぁっと。

Amazon.co.jp

実際に吸って見て思いましたが、確かに実際のタバコを吸う頻度はかなり下がるんじゃないかと。特に咥え癖や時間つぶしに吸う人には良い感じかもしれません。

逆に、タバコが片時も手放せない人には、バッテリーの持ちが悪いために不安要素満載となりそうな予感がします。

タイミングよく?こんなのを見つけた 2010-05-01
http://mudainodqnment.blog35.fc2.com/blog-entry-887.html

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