ピクトグラムで伝えよう – 福岡アクセシビリティセミナー Vol.1

イベントに参加した

基本情報

項目 内容
*日程 2月18日 (土)
*登壇者 吉川 伸彦 氏(SIIIS)
*会場 九州産業大学
*まとめ [2012-02-22-6]

Icon or Pictgram

アイコンは、イメージやデザインを伝えるエンターテイメント性が高いもの
ピクトグラムは、情報を伝えるためのもの

Pictgramの条件

・画像が記号になっていること
・抽象化によって意味を表現していること
・国や文化に依存せず意味が伝わること

Pictgramの発生

ISOTYPE(International System Of TYpographic Picture Education)と呼ばれる表現方法から発達
・文字が読めない人たちに情報を伝えるために考案
・オリンピックなど様々な人達が行き交う場所でも利用され始める
・今では様々なもの、場所で利用されるように

http://www.visualthinking.jp/archives/5113

ピクトグラムの作り方

ピクトグラムには、アイコンや画像などとは異なる作り方のプロセスが存在する

・こんな方法ではダメ
 ・他のピクトグラムをアレンジして使う
 ・キーワードをGoogleで検索して、そのイメージをアイコンにする

1.伝えるイメージをリストアップする

伝えるイメージには以下のようなものがある。
・指示
・警告
・指令
・禁止

これとその対象となる事柄の組み合わせを整理する

2.意味、モチーフ、既出があるかを整理する

世間で広く使われているピクトグラムがあれば、それを利用する
伝えるためには、新たに作る必要はない

3.絵にする

表現を絵する際の表現方法には以下のようなものがある

Icon
: 対象物を表現する。乗り物の絵など

Symbol
: 対象物を表現するシンボルを表現する。駐車場を示す「P」など

Index
: 対象物を文字や数字で表現する。階数を数字で書くなど

4.抽象化する

抽象化では、脱個性化が大切
イラストではないので、オリジナリティは必要ない

5.統一する

形や色など

6.フォーマット

ピクトグラムが使わる場所に合わせて調整する
地の有無や掲載する場所との組み合わせ

ピクトグラムが利用されるコンテクストを考える
例えば、「P」は地図上では駐車場。それ以外の場所では?

7.システム化

複数のピクトグラムを組み合わせることで、統一性や汎用性をもたせる

例えば、人のマーク+歯車のマークで、「個人情報の設定」
例えば、人のマーク+「+」マークで、「ユーザの追加」

ピクトグラムで大切なこと

・絵だけでは伝わらない限界を知ることは大切。
 ・すべてを絵だけで表現する必要はない。
 ・文化に依存せずに情報を伝えることはできない
 ・できるだけ多くの人に伝えることが大切

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